朝シャワーではげるのは本当?朝シャンのメリットや薄毛対策を解説!

「朝シャンし始めてから抜け毛が増えた気がするけど、どうして?」

「ちゃんと朝シャワーを浴びているのに頭皮が臭う気がする」

朝シャンを習慣にしている方の中には、上記のような悩みを持たれる方が多いものです。

朝髪を洗うことがなぜトラブルを引き起こすのか、その理由が分かれば抜け毛やかゆみ、臭いなどに対処しやすくなるのではないでしょうか。

そこで、今回は朝シャワーで抜け毛が生じる理由や薄毛の対策、朝シャンで得られるメリットなどについてお話しします。

ぜひ、最後までお見通しください。

朝シャンではげる理由とは?

一見、頭皮のために良さそうな朝シャンですが、下記に挙げる理由から薄毛を引き起こす要因となることがあります。

  • 頭皮が紫外線からのダメージを受けやすくなる
  • 乾燥によって皮脂の過剰な分泌が生じやすくなる
  • すすぎ残しが起きやすい

以下にてそれぞれの理由について解説します。

頭皮が紫外線からのダメージを受けやすくなる

朝シャンをすることによって頭皮を守る皮脂が洗い流されてしまうと、紫外線からのダメージによって抜け毛が生じやすくなります。

紫外線とは皮膚に届くことによって、そこにある酸素に働きかけ有害な活性酸素を発生させるもの。この活性酸素が毛母細胞や毛乳頭細胞、毛包幹細胞といった髪の毛の形成に携わる細胞にダメージを与えることで抜け毛が生じてしまうのです。

また洗髪によってリセットされた皮脂膜は、元の状態に戻るまでに数時間を要することがあります。朝シャン後すぐに出掛ける場合は帽子・日傘を使用したり日陰を通ったりするなどして紫外線を避けると良いでしょう。

活性酸素とは
酸化力が非常に強い酸素のこと。分子構造上不安定であるため、他の分子から電子を奪うことで安定を保とうとする性質を持ち、電子を奪われた分子は酸化することとなる。活性酸素が増えた部位では周辺の細胞がダメージを受け、体の不調を引き起こす要因となる。

乾燥によって皮脂の過剰な分泌が生じやすくなる

夜・朝ともに洗髪を行う場合、頭皮に必要な皮脂まで落としすぎてしまっている可能性があります。本来、頭皮を保護する役割を担う皮脂膜まで除去してしまうと、その防御反応として生じるのが皮脂の過剰な分泌。頭皮をスッキリさせるための朝シャンが、かえって頭皮のベタつきを引き起こす要因となってしまうのです。

また、原料にラウリル硫酸・ラウレス硫酸といった界面活性剤が含まれているシャンプーを使用している場合は、なおさら頭皮の乾燥を引き起こす可能性があります。この種のシャンプーは水分と油分を乳化させる作用があり、皮脂膜を根こそぎ洗い流してしまう性質のもの。朝シャンでの使用には注意が必要です。

すすぎ残しが起きやすい

朝の忙しい時間帯に慌ただしく洗髪を行うと、シャンプー等を十分にすすぎきれないこともあるでしょう。特に、長髪の方はすすぎに時間がかかるため、頭皮にシャンプー・コンディショナーが残ってしまいがちです。

すすぎ残しは頭皮のかゆみや臭い、毛穴詰まりを引き起こす要因にもなります。朝シャンを行う場合は、すすぎ残しの無いように十分な時間をかける必要があるでしょう。

朝シャンのメリットとは?

薄毛の要因となる朝シャンではありますが、下記に挙げるメリットもあります。

  • どんなにひどい寝癖でも治せる
  • 体臭を抑えられる
  • 爽快感を得られる

以下でそれぞれのメリットについて解説します。

どんなにひどい寝癖でも治せる

どんなにひどい寝癖でも、朝シャンによってリセットすることができます。なぜなら、髪の毛には濡れることによって水素結合が切れ、柔軟な状態になる性質があるためです。

髪が濡れたままの状態で寝ると翌朝ひどい寝癖がついていたり、ヘアアイロンで整えても雨が降ると髪がうねってしまったりするのは水素結合の性質によるもの。寝癖がひどい場合でも、朝シャンすることで髪の結合を解きほぐし、しっかりとブローしながら乾かすことで髪を整えることができるのです。

体臭を抑えられる

朝シャワーを浴びることで寝ている間に生じた体の汗・皮脂を洗い流すことは、体臭の防止に有効です。そもそも、体臭とは分泌された汗・皮脂に肌の常在菌が働くことによってアミノ酸や脂質、タンパク質などの酸化が起こりガスとして発生するもの。

寝ている間も汗・皮脂は分泌され続けるため、これらを洗い流すことによって臭いの元をリセットすることができるのです。

爽快感を得られる

寝起きは体にだるさを感じたり血圧が低かったりするもの。これは寝ている間に優位に働く副交感神経が起きてからも続いていることによるものです。

朝熱いお湯を浴びることは眠っている体を刺激し、血流を促進させたり交感神経を優位にしたりする上で有効な方法。短時間で脳を活発化させ、眠気をスッキリとさせることができるのです。

朝シャンによる頭皮トラブル・薄毛への対策方法とは?

頭皮・髪の毛へのデメリットを回避しながらも朝シャンを続けたい場合、下記のポイントに注意すると良いでしょう。

  • 寝癖を治したい時にだけ行う
  • シャンプーを使わないようにする
  • シャワーの温度に気を配る

以下にてそれぞれのポイントについてお話しします。

寝癖を治したい時にだけ行う

頭皮のトラブル・薄毛を避けるには、入浴の時間帯を夜に統一することがおすすめです。

朝シャンをする場合、寝癖がひどい時に止めておくと良いでしょう。

寝癖はヘアブロー・アイロンを使って整えるよりも、濡らすことで水素結合を解く方が効率的にリセットすることができます。

また、ドライヤ・アイロンで念入りにヘアセットを行うと熱による頭皮・髪へのダメージが起きるもの。

寝癖の度合いによっては朝シャンした方が頭皮・髪の毛を保護する上で有用な場合もあるのです。

シャンプーを使わないようにする

朝シャンして目覚めをスッキリさせたい場合、シャンプーを使わないように心がけると良いでしょう。お湯だけの朝シャンはシャンプーを使用する場合よりも皮脂の過剰な洗浄・すすぎ残しの心配がありません。また、慌ただしい朝に手っ取り早く朝シャンを済ませる上でも有効です。

また、どうしても朝にシャンプーを使用したい場合、頭皮に優しいシャンプーを選んだり少量をよく泡立ててから使用したりすることをおすすめします。

頭皮を優しく洗う上でおすすめなのがアミノ酸系のシャンプー。このシャンプーの原料となるアミノ酸は人の体にも存在する成分のため、頭皮へのダメージを最小限に止めることができます。また、洗浄力が強すぎないため頭皮を保護する皮脂膜を過剰に洗い流してしまう心配もありません。

シャワーの温度に気を配る

朝シャンをお湯だけで行う場合でも、お湯が熱すぎると頭皮の皮脂膜を過剰に洗い流してしまうことがあります。頭皮のバリア機能を保ち薄毛を防ぐためにも、シャワーの温度は38度程度のぬるま湯にしておきましょう。

髪を濡らす前にくし・ブラシで髪をとかしておくと、お湯だけでも髪に付着した汚れを落としやすくなります。

朝シャワーとはげの関係に関するよくある質問

最後に、朝にシャワーを浴びることとはげがどう関係しているかを考える上でよく挙がる質問を紹介します。

Q.朝シャワーをお湯だけで行うと臭いが残りませんか?

朝シャワーをお湯だけで行って臭いが残らないとは言い切れません。そもそも、お湯だけの洗髪後に頭皮を嗅ぐと、シャンプーの香料ではなく頭皮に残った体臭が感じられるはずです。この体臭が不快感を招くものとなるかどうかは、前日の夜に洗髪をしているかや頭皮の皮脂の分泌量、洗髪後しっかりと乾燥させているかどうかなどによります。

これらの条件に当てはまる場合、お湯だけの朝シャワーがかえって頭皮に雑菌を繁殖させやすい状態を生み出してしまう可能性があるのです。心配な場合は、気の置けない相手に頭皮を嗅いでもらい判断してもらってみてはいかがでしょうか。なお、頭皮の臭いが気になる場合はヘアフレグランスを活用してみることもおすすめです。

Q.朝シャンしないとベタベタするのですが対処法はありますか?

まず、夜にシャンプーを使用して洗髪するようにしましょう。それでも寝ている間に頭皮がベタついてしまう場合、皮脂の分泌量が通常よりも多いのかもしれません。

皮脂の分泌は、良質な睡眠を取ったり食生活を正したりすることによってある程度抑制が可能です。特に入眠後90分間しっかりと深い眠りにつくことで成長ホルモンが盛んに分泌され頭皮の新陳代謝が進みます。皮脂の分泌量を正常化させる上で床に就いてから90分間は上質な睡眠を取れるよう環境を整えておくことが大切。このためにも就寝前のPC・スマホの使用や飲食、運動などは控えることをおすすめします。

また、食事面でも糖質を摂りすぎないようにすることに加え、ビタミンやミネラル、タンパク質を十分に摂取することを心掛けましょう。

Q.朝シャンをやめた結果どうなりますか?

朝シャンをやめることによって頭皮の皮脂膜は保たれ、紫外線からのダメージを受けにくくなったり、頭皮の乾燥・皮脂の過剰な分泌を抑えたりすることができます。このことで、かゆみやフケ、抜け毛といったトラブルを回避することができるでしょう。

ただし、頭皮の皮脂量が特に多い方の場合、朝シャンをやめることでかえって悪臭を引き起こしてしまう恐れがあります。この場合、ぬるま湯や少量のシャンプー、アミノ酸系シャンプーなどでの洗髪を行い頭皮のベタつきをスッキリとさせておくと良いでしょう。

Q.朝シャンは絶対やめた方がいいですか?

朝シャンは状況によっては頭皮・髪の毛を健全に保つ上で有効となります。例えば、寝癖がひどい場合、ドライヤー・アイロンを念入りにかけるよりも朝シャンを行うことによって効率的かつ低刺激に寝癖をリセットすることが可能です。

また、皮脂の分泌量が多い場合、朝シャンによって体臭の根源を除去することができます。朝シャンにはメリットもあるため、お湯だけの洗髪にしたりぬるま湯程度の温度に設定したりといった対処を取りつつ、習慣として取り入れてみても良いでしょう。

Q.朝シャンしないと臭いのですがどうすればいいですか?

まずは臭いの原因を突き止めましょう。夜洗髪したあと、髪が十分に乾ききっていないまま放置してしまっている場合、寝ている間に雑菌が繁殖し悪臭を引き起こしている可能性があります。

また、汗・皮脂の分泌量の多さが臭いの原因である場合、先に述べたように良質な睡眠・栄養バランスの良い食事を心掛けることである程度解消されます。どうしても臭いが気になる場合は、水や38度程度のぬるま湯、少量のシャンプーなどで朝シャンを行っても良いでしょう。

Q.水だけの朝シャンは臭いが残りませんか?

夜にきちんとシャンプーで洗髪をしていれば、翌朝水だけで洗髪しても臭いは残りません。むしろ、頭皮を守る皮脂膜を洗いすぎてしまわない点で熱いお湯での洗髪より頭皮に優しい方法と言えるでしょう。

頭皮・髪の毛についた汚れを水だけで効率よく落とすポイントは、洗髪前にブラシで髪をとかしたりマッサージするように洗髪したりすること。これらの方法は頭皮の乾燥を防ぎつつ朝シャンによるスッキリ感も得られるためおすすめです。

Q.朝シャンをコンディショナーだけで済ませて大丈夫ですか?

水やお湯だけの朝シャンだと髪がパサつく場合、毛先にコンディショナーをつけておくと髪の乾燥を防ぐことができます。

ただし、頭皮にまで塗らないこと・つけたコンディショナーはしっかりと洗い流すことに留意しましょう。コンディショナーはすすぎ残しが起きやすく、頭皮に残ってしまった場合毛穴の詰まりや臭い、かゆみの原因となることがあります。

まとめ

今回は朝シャワーを浴びることによる薄毛への影響やその対策、朝シャン自体が持つメリットなどについてお話しさせていただきました。改めて、本記事の重要ポイントを下記にまとめます。

  • 夜の洗髪に加え、朝シャンを行うと頭皮の皮脂が過剰に洗い流されてしまい乾燥を引き起こしてしまう。
  • 朝シャンには寝癖のリセットや体臭の防止、交感神経の活発化などといったメリットもある。
  • 朝シャンしながらできる薄毛対策として、お湯・水だけでの洗髪やぬるま湯、少なめの頻度で朝シャンを行うことが挙げられる。

本記事を通して、朝しっかりと洗髪しているにもかかわらず抜け毛が止まらない方々がその原因・対策の仕方を知り、丈夫な頭皮・髪の毛を目指していけるお手伝いができれば幸いです。

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